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メタルワンサービスアジアグループ(以下、メタルワン)は、中国の主要5都市に拠点を置き、500名以上の従業員を抱える鉄鋼流通業界のリーディングカンパニーです。同社の武漢拠点は自動車関連メーカーに金属製品を供給・取引しています。
メタルワンは世界が気候変動問題に取り組む中、カーボンニュートラルへの取り組みを強化し、メーカーや顧客と協力しながらエコロジー目標の達成を目指しています。
インタビュー回答者:
美達王(武漢)鋼材制品有限公司 総経理 大橋優輝 様
メタルワンが直面している喫緊の課題は何でしょうか?
「自動車業界は大きな苦境に直面しています。経済的な圧力は自動車販売に影響を与え、グローバルなサプライチェーンの課題やパンデミック後の労働力不足により利益率は低下しています。同時に、自動車メーカーはネットゼロ目標を設定し、顧客は持続可能で透明性の高い活動を求めています。しかし、脱炭素化の推進が急務となっているにもかかわらず、経営者や従業員にはこの分野の基本的な知識が不足しており、戦略を実行に移す力がありませんでした。」
メタルワンとPwCが提供したソリューションについて説明します。
「PwCの協力を得て、2回のカーボンニュートラルのワークショップを成功させました。PwCの専門家が、気候関連の知識、政策動向、炭素算定の方法論、開示の枠組みなどを紹介しました。PwCは、メタルワンのカーボンインベントリを提示し、バリューチェーン全体の炭素排出量を可視化し比較できる強力なツールであるエミッショントラッカーを紹介しました。徹底的な議論を通じて、PwCは長期的な価値創造に不可欠な脱炭素化の取り組みと市場戦略を明らかにしました。」
PwCのソリューションは、人とテクノロジーをどのように組み合わせ、大きな成果をもたらしたのでしょうか?
「PwCは、最先端のデジタルツールを使って、事業所やバリューチェーン全体の排出量データ収集を管理し、気候変動に関する深い専門知識を持つ彼らのチームが戦略的な提言を行いました。これらの洞察は、透明性が高く、情報に基づいた対話をサポートし、メタルワンの排出削減に関するイニシアチブをより効果的に推進し、市場における差別化を図ることができます。」
PwCは、メタルワンが変革の道を切り開けるようにしながら、どのように信頼を築いていったのでしょうか?
「PwCは、私たちの脱炭素化の道のりをより明確にするための提言をしてくれました。その結果、再生可能エネルギープロジェクトへの投資を強化するなど、大幅な脱炭素化に取り組みました。また、このパートナーシップにより、バリューチェーン全体で重要かつ実現可能な炭素削減の取り組みが明らかになりました。今、私たちは、脱炭素化へのアプローチを顧客やステークホルダーに伝えると同時に、自動車業界全体の排出量削減を後押しすることができます。私たちはすでに、何社かの顧客にカーボンニュートラルを優先させるよう働きかけており、中国におけるこの重要な対話の促進に向けて前進しています。」